1-6.廃棄処分が決定したエアーポット、最初で最後の分解と買替の検討(’26.5.12)
《象印 AB-RA22》
不具合発生
【一部に不快な写真あり】
一週間ほど前でしょうか、エアーポットのプッシュボタンを押すと少し空気の抜けるような音がして、お湯の出もいまいちのように感じられました。そのときはちょっと調子が悪いのかなくらいにしか思っていませんでしたが、翌日も同じ様な症状です。さらに次の日には空気の抜けるような音は少し大きくなっているような気がして、お湯の出も明らかに悪くなっているようです。4~5日経過して、お湯を使おうとすると妻から「お湯の出が悪い。10回くらい押さないとカップ一杯にならない。」と言われました。プッシュボタンを押すと確かにその通りでした。蓋を開けて確認してみると、蓋裏のパーツが下写真のように破損していました。

蓋を開けてみると穴が開いていました。擦れたような損傷跡ですが、劣化でしょうか?
購入してから少なくとも15年は経過しているはずです。当時、ホームセンター(だったかな?)で特売品を\3,000ちょっとくらいで購入したような記憶があります。
不調になってからの不具合進行が結構速いのには驚きましたが、この損傷跡がどうも納得いきません。擦れてできた跡に見えるのですが、ここが擦れるような場所は見当たりません。しかも上写真の右側部分だけです。ちょっと考えてみたのですが、お湯を移すときに接触したやかんの熱で溶けたのでは?と推測。損傷跡とやかんの外周Rが何となく似ています(下写真)。

ムムッ、何か一致するような気がする…
このポットの裏蓋部分は汚さないように結構気を使う場所です。個人差はあるものの、妻や子供に聞いても、お湯を移すときは素手ややかんと触れないよう常に気を付けているようです(やかんを接触させる方がかえって難しいという見方もできます)。そういうことなので、やかんの熱で溶けたということはないと考えていいようです。
このほかに考えられる原因はないものかとネットで調べてみましたが、『常に高温にさらされているために劣化』ということ以外に特記するような事例も無いことから、高温による劣化ということで納得するしかなさそうです。
それともう一つ、欠けた(すり減った)部分は何処へ行ったのでしょうか?内部に部品の破片等はありませんでした。徐々に溶けていったのでしょうかね?ときどき、わずかな味やにおいの違いが気になる(かな?)という程度でしたが、そんなこともありました。
念のため、象印さんのホームページで、まだ交換可能な部品を確認してみました。すると、取り扱っているのはパッキンと揚水パイプの2品のみでしたが、逆に15年以上前(AB-RA22の発売時期は2008年)の交換部品がまだ普通に扱われていることに驚きます。家電製品では補修用など交換部品の保有期間が10年を切るものが主流になってきましたので、ちょっと意外でした。
まあ、今回破損したパーツは、そもそも交換する前提にはない部品だと思いますので、交換部品として無くても当然でしょう。ネット検索時にちらっと目に入ったのですが、このAB-RA22は壊れにくいため根強い人気があるそうです。

象印エアーポット『AB-RA22』
容量は2.2ℓ。消耗品などの交換部品は、2026年5月5日時点でまだ扱われています。
耐久性や構造を確認したいので…蓋部を分解
使用開始から少なくとも15年以上経過しています。自慢ではありませんが、1度も掃除していないと思います。パッキンを交換した記憶もないですね。何ら手入れもされずにただお湯を毎日保温し続けて15年以上です(保温専用として使用していました)。何という耐久性でしょうか。もう十分に元は取れていますので感謝しかないですが、それでもちょっとだけ考えましたよ。「破損部以外は(おそらく)問題ないはず。パーツ交換さえできればまだ使えるだろっ❣」ってね。でも、仮に破損部を交換できたとしても、ほかの部品も同じように劣化している可能性は十分考えられます。そこで思い立ったのが『分解してほかの部品も劣化していないか(ついでに構造も)確認しておきたい』です。修理するつもりは毛頭ありませんでしたが、買い替える理由がもう一つ欲しかったんですよね。蓋の構造も複雑ではないみたいですし、廃棄決定ですので早速分解です。

取り外した蓋に1つだけあるネジを緩めて取り外します。

内ぶたは4箇所のツメで固定されています。強引な手段に出るしかなさそうなので、マイナスドライバーを差してツメを取り外します。

もう廃棄決定なので傷が付こうが割れようが関係ありませんが、使用されている樹脂(ポリプロピレンのようです)は厚みもあり、まだ柔軟性があるので取り外し易かったです。割と簡単に1つ目のツメが外れました。

ドライバーを差し込んだまま移動させて2つ目のツメに取りかかります。もう簡単に外すことができます。

ツメを2箇所外すと上ぶた開閉ロックレバーが内ぶたを取り外す際の障害になります。写真赤丸部の引っ掛かりを外しておきます。

残り2箇所のツメもドライバーであっさりと外れましたので、簡単に内ぶたを外すことができました。普段清掃するところではないので汚れが溜まり放題です。もっとも、普段から清掃なんかしていませんけどね😰
エアーポットの蓋は下写真のような構造になっていたんですね。押すと空気の圧力でお湯が出る。なるほど。特にこのパーツ部に亀裂とかは入っていないようでした。この部分以外、劣化により不具合が生じるようなパーツは見当たりません。


では、本体側はどうでしょうか?揚水パイプを取り外してみます。
何じゃこりゃー! 👈この名言を知っているのは私と同年代以上の方ですね。

内部のガラス部は詳細確認できませんが問題ないようです。揚水パイプを外してみてびっくり。
👀スケールがびっしりです。
清掃なんか1度たりともしなかった自分たちが悪いのですが、ちょっと悪寒が走りました😱

揚水パイプをじっくり観察してみたら亀裂を確認しました。よく持ちましたね。これで完全に諦めがつきました。
買い替え品の検討
さて、分解も短時間で終了し、思い残すこともなく新規買替品についての検討に入ります。やはり国産メーカーだよなと思いながら、選択肢は今まで通りの象印かサーモス、タイガー(そういえばパール金属とかいう会社もあったな)などに絞られています。
ところがです。ここでまた天の声が…。お湯を沸かす熱源はガスではなく、IHクッキングヒーターなので、熱源が同じ電気ならば別に電気ポットや電気ケトルも候補に入れていいのではないか?我が家には茶農家の親戚がいるので、煎茶の消費量が半端ではありません。やや温度の低いお湯を使用する機会が頻繁にあります。温度設定できる電気ポットも最近出てきたような話も聞いていましたので、ちょうどいい機会かもと思った次第です。
温度設定については全くの知識がなく、水道水から(沸騰させずに)70℃のお湯をつくり出すという認識でいました。しかし、電気ポットの場合、この温度設定というのは大体が保温設定のことのようで、一度沸騰させてから自然冷却で90℃や70℃で保温するということでした。知名度のある国産メーカーではほぼこの保温設定が主流のようで、90℃や70℃のお湯がすぐにできるわけではないと考えた方がよさそうです。
温度設定と保温設定は大変紛らわしい表示なのですが、私が当初認識していた温度設定(沸騰させない)の商品は中華製品の電気ケトルで多く採用されているようで、ごく普通に存在するようです。商品説明だけから詳細に読み取ることはできませんでしたが、『温度調節機能を搭載しており、飲み物に合わせて理想の温度で沸かせます。さらに自動保温機能で~』とありますので、温度調節機能と保温機能は別の機能という認識でいいようです。
数年前にハンディチェーンソーを購入する時にも感じたのですが、あったらいいなと思う商品が国産品ではほぼ選択肢がないという現状に歯がゆい思いを感じているのは私だけではないと思います(今はどうかわかりませんが、当時は片手でも扱えるハンディタイプの国産チェーンソーが存在しなかったんですよ)。
そして、考えはさらに飛躍します。小型ですがT-falの電気ケトルをときどき使用しているので、何なら買い替える必要もないのではとさえ考え始めました。
とりあえず、家族に買い替えの相談したところ、電気ポット・ケトルは保温するための電力が必要になったり、再度沸かし直さないといけないという指摘を受けました。あぁ、そうだったな…。実際に電気ケトルを使っている身でありながら、そんなことさえもすっかりと忘れていました💦 我に返ったところで、今まで通り電気代をかけずにお湯を保温するためには、必然的に電気ポット・ケトルは却下となり、保温ポット(魔法瓶)を買い替える必要があるということですね。でも、せっかくここまできたので、今まで曖昧にしていたIHクッキングヒーターと、T-falの電気ケトルの湯沸かしにかかる消費電力を確認しておきます。
消費電力量はIHクッキングヒーターがメニューの湯沸かし(強火:12段階の10相当)機能を使用すると2.0kW、T-falの電気ケトルは1,250W。この場合だと、IHクッキングヒーターは電気ケトルの1.6倍の電力が必要になります。ついでに、IHクッキングヒーターの中火(12段階の7)のときは1.1kWなので、中火で湯沸かしするのであればがT-falの電気ケトルを使用するよりも消費電力は少なく済むようです。当然、その代わりに沸かす時間はかかりますがね。記憶の片隅に控えておきましょう。
また、電気ポット・ケトルの寿命は概ね5年程度だということですが、多くのメーカーの部品提供と同じ期間ということが関係しそうです。なお、保温ポットに比べて電気を使う分、内部の部品が劣化しやすいようです。
エアーポットの新規購入検討
ふたを分解して分かりましたが、エアーポットはシンプル構造ゆえ壊れにくいのでしょうね(エアコン2027年問題の省エネ基準強化は考え直してほしい!)”Keep it simple”。当初の考えに戻り、エアーポットに絞って購入の検討に入ります。先にも述べた通り国産メーカー限定です。今まで通りの容量2.2ℓで問題ないと思われますが、容量はもう少し大きくても可です。
ホームセンターへ下見に出掛けてみます。運良く特売品でも見つかれば速攻買いです(物価高騰が続く中、特売セールを見なくなったような気もしますがね)。容量2.2ℓの上位は一般的に3ℓになりますが、実物を見ると容量3ℓは高さがあるので結構大きく感じますね。やはり使い慣れた(見慣れた)2.2ℓにしますか。値段はメーカーによって差はあるものの、大体5,000円前後といったところです。数日かけて3件ほど見回りましたが、残念ながら特売品はありませんでした。気分を変えて、次はネットで検索を開始します。最近ではどのようなものがあるのか若干の期待を込めてアマゾンさんで検索開始です(結果的にエアーポットはほぼ進化していませんでしたが、これでいいと思います)。
『エアーポット』で検索すると検索結果4,000以上と表示されますが、今回に限っては安心して確認作業ができました。なぜなら、上位はほぼ国産メーカーが独占しているからです(最近では、いちいち中華製品排除する作業も面倒になってきていますので、手間が省けて助かりました)。
やはり、サーモスは価格少し高め、タイガー製品やそのほかの国産メーカーも思っていたより安くもなく、4,000~5,000円台とホームセンターで購入するよりかは安めといった感じです。まぁ、先代を3,000円ちょっとの特価品で購入したという記憶も残っており(記憶違いかもしれませんけど)、15年以上経過しているにもかかわらず、3,000円台でなんとか購入できないものかと考えている自分がいました。しばらく検索を続けていると、価格が4,000円を切っている商品を見つけました。『ピーコック(peacock)』というメーカーの製品です。正直、聞いたことのないメーカーでしたが、1950年に大阪で設立された会社のようです(旧社名:孔雀印魔法瓶)。商品情報を見ましたが、他の国産メーカーと比べても遜色なさそうです。そういえば、下見したホームセンターにも置いてあったことを思い出しました。これに対抗するのは、やはり先代の後継品となる象印製です(いつの間にか二択になっていました)。
| amazon 2025/5/7 | ピーコック MPP-22 ZA | 象印 AB-RC22-CM |
| 金額(税込み) | \3,827 | \4,333 |
| 容量 | 2.2L | 2.2L |
| 本体サイズ | 幅19.6×奥行24.8幅×高さ31.2cm | 24.5幅×31高さcm |
| 重量 | 1.62kg | 1.76kg |
| 備考 | ・保温効力:76℃以上(10時間) ・保冷効力:7℃以下(10時間) | 簡単に使える |
| レビュー | ☆4.4(370) | ☆4.2(703) |
| 参考 近隣ホームセンター 最安価格(税込み) | カインズ \4,980 | AB-RY22-SM(同等品) カインズ \5,980 (アマゾン \5,521) |
上の表からも、サイズはほぼ変わらないことが分かります。レビュー投稿者数は象印の方がピーコックの倍弱と多いのですが、評価はほぼ変わらないようです。使ったことのないメーカーを試してみたいという考えと、たかだか500円程度ですがコスト面考慮して『ピーコック MPP-22 ZA』に決定することにしました。
商品到着~確認
注文後、あっという間に商品が届きました。早速開封して、破損や不備などの問題がないか確認します(下左写真)。取扱説明書をざっと読むと先代象印製と異なる部分を見つけました。下右写真の上ぶたの取り付け部に着脱ボタンが付いています。今までは、蓋を開けて上方に持ち上げて取り外すだけだったのですが、ちょっと一手間増えた感じです。


それ以外は変わらずかと思っていましたが、何回か蓋の開閉をしているときにちょっと違和感を感じました。そう、上ぶた開閉時のロックレバー操作が逆になっています。以前使用していた象印製はレバーの注ぎ口側を押してふたを開けますが(下左写真)、新たに購入したピーコック製は逆で、プッシュボタン側のレバーを押してふたを開けます(下右写真)。15年以上慣れ親しんだ手順なので、いきなりの変更はなかなか大変そうに思われますが、いずれ慣れてくるでしょうか?


保温ポットはこれ一つなので、慣れざるを得ないのですが、使い始めて4~5日経過したところで違和感もほぼ無くなってきており、何となく使い慣れてきましたように感じます。特に問題や不満もなく、今までと変わらないような感覚になってきており満足しています。
エアーポットの購入費用
ピーコック 日本製 保温ポット 魔法瓶 エアー ポット 2.2L ガラス 保温 アーバン MPP-22 ZA
新規購入品
amazon 2026/5/7
\3,827【送料\0】
合計:\3,827【送料\0】
総計:\3,827
