4-4.Outlook2019 頻発する”応答なし”の対処記録(’26.1.22)
《経緯》
私が使用しているメーラーは、2025年10月14日にサポートが終了している『Outlook2019』です。セキュリティの問題や予期せぬ問題が発生しても修復されないことを考えると、じきにアップグレード等の対応をしなければならないことは重々承知はしているものの、未だ使用し続けています。受け取るメールは3割が仕事関連、4割が広告宣伝メール、残りの3割が迷惑メールです。
不具合発生
年が明けて1月も半ばの16日、いつも通りPCを起動してまず最初にやることはメールのチェック。PC起動時にOutlookはスタートアップ設定にしています。メールは問題なく受信されますが、しばらくいじっていると急に反応しなくなり、左上隅を見ると”応答なし”の表示。一時的にフリーズしているだけで、ちょっとの間待っていればすぐに回復するだろうと思っていましたが、いつまで経っても状況は変わりません。仕方なく”閉じる”をクリックします。画面には”Outlookをセーフモードで再起動する”か”プログラムを終了する”、それとも”応答するまで待つ”の3つの選択肢が画面に表示されています。待っていられるほど時間に余裕があるわけでもなく、さっさとやることを終わらせたいのでプログラムを終了させます。
再度Outlookを開いて、不要なメールを削除・スケジュールの追加・変更などを行っていると、またもやフリーズ。何かおかしいと思い、今度はプログラム終了ではなくOutlookを再起動してみます。セーフモードでは問題なく動いていることが確認できました。通常モードに戻すため即座に再起動。
三度Outlookを開いてみると、先ほど削除したはずのメールが削除されていません。追加・変更したスケジュールも手を加える前の状態で、何度やっても同じ現象が再現されます。それならば、Outlookがフリーズする前に終了させてみたらどうかと考え、実行してみましたが状況は変わりません。もう一度Outlookをセーフモードで再起動してみます。しばらくの間いじっているとやはりフリーズしてしまいました(前回のセーフモードではフリーズする前に問題ないと判断して再起動してしまったようです)。この時点では単にメールサーバーのトラブルなのだろうと思っていましたので、このまま放置してしばらく様子を見ることにしました。
2~3日経過観察しましたが、操作しても不具合が解消されている様子もなく、状況は先日と全く変わりません。不要なメールや迷惑メールは削除できないので溜まる一方です。メールサーバーのトラブルかと疑っていましたので、サーバーにアクセスしてみましたが、特にトラブルの報告はあがっていません。このとき、Win10にOutlook2013がまだ残っていたことを思い出し、起動させてみました。メールの受信・削除も問題なく、しばらく使用していてもフリーズすることもありません。一旦終了させて再度起動してみますが、削除したメールは削除済みアイテムのフォルダにきちんと移動されています。Outlook2013では問題ありませんでしたので、Outlook2019に問題がありそうです。
次に思い浮かべた対処法が以下の2つ。
ここで、2つの方法を試すのは面倒なので、時間短縮を兼ねて➁システムの復元を試してみることにしました。復元ポイントは3~4日前と7日くらい前の2つしか表示されていません。3~4日前はすでにOutlookの調子が悪くなっていましたので、7日くらい前まで戻すことにして復元を開始!そこそこの時間がかかるだろうと思い、その間に雑用を済ませてしまおうと席を立ちます。
復元が完了したと思われる頃に戻ってみると、何とエラーにより復元できていないというメッセージが表示されています。仕方がないので、再起動で元の状態に戻します(割とよくあることなので、気持ちはそれほど落ち込んでいません)。
元の状態に戻ったので、一応Outlookも相変わらずの不調状態であることを確認するためにOutlookを開いてみようとしたら、『別バージョンを開いていないか』とか『アクセス権がない』などの余分なメッセージが表示されるようになりました。確かにもう一つのPCで別バージョンのOutlook2013を開きましたが、それから数回は再起動しているはずですが… 加えてアクセス権がないと❓
この後にどのような操作をしたのか記憶がほとんどないのですが、何とか対処して当初のOutlook2019が不調の状態にまで戻せたようです。ここまできて、やっと本腰を入れて修復することを決意します。この時点でメーラーの不調から既に4日ほど経過しています。
本格的に修復作業開始
さて、本格的に修復作業に取り掛かることにしましたが、その前に(いつものように)Outlook不調の対処方法について調べてみます。いくつかある中で、最も適していそうだったのが以下のサイトでした。
以下のサイトを参考にさせていただきました
Outlook がエラーに応答しない、または Outlook がフリーズする – Outlook | Microsoft Learn
上記microsoftのサイトでは、原因とその解決策が10以上あります。これらの方法のうち、関係しそうな解決策に従った結果を下の表にまとめてみました👇
| 解 決 策 | 結 果 |
| 1.最新の更新プログラムをインストールする | Outlook2019のサポートは既に終了していますので、更新プログラムはありません。 念のため、更新漏れやオプションの更新プログラムなどがないか確認してみましたが、最新の状態でした。 |
| 2.Outlookが別のプロセスで余裕で使用されていないことを確認する | Outlookの整理機能を使用したり、モバイルデバイスでOutlookと同期するとパフォーマンスが低化する可能性あり。 Outlook使用中に他のアクションは実行していない。 |
| 3.アドインの問題を調査する | アドインなしでOutlookを起動して問題が無ければ、問題が発生するまでアドインを1つずつ復元して問題の原因となっているアドインを特定する。 Outlookファイルタブからメニューの情報で最下段の無効になったCOMアドインの表示で確認できる。アドインなしでも問題発生(アドインの問題ではない)。 |
| 4.メールボックスが大きすぎるかどうかを確認する | メールボックスのサイズが大きくなると、特定の操作中にパフォーマンスの問題が発生する可能性あり(メールボックスに含めることができるフォルダーの数や、フォルダーに含めることができるアイテムの数にハード制限はない。 ただし、アイテムの数が 10,000 個の予定表アイテム、10,000 フォルダー、またはフォルダーあたり 100,000 個のメール アイテムに近づくと、パフォーマンスが低下する可能性あり。 詳細設定で古いアイテムの整理を設定しており、上記のようなフォルダ・アイテム数に余裕で達していない。 |
| 5.AppDataフォルダがネットワークの場所にリダイレクトされているかどうかを確認する | Outlook は、メール署名やスペル チェック辞書などの特定のデータを AppData フォルダーに格納。 ネットワークのパフォーマンスが低下している場合、Outlook は AppData ディレクトリへの読み取りと書き込みの操作が完了するまで待機する必要あり。 特に操作はしていない。 |
| 6.Office プログラムを修復する | コントロールパネルのプログラムと機能で修復。 クイック修復で改善されなかったので、オンライン修復*を実行してみたが、それでも改善されない。 |
| 7.Outlookデータファイル(pst)を修復する | 受信トレイ修復ツール(scanpst.exe)でエラーを修復。 プロファイル読み込み中(?)にフリーズしている可能性あり。原因として最も考えられそうだったので、修復を試みました。しかし、修復中にエラーが発生し、修復できず。 |
| 8.ウィルス対策ソフトが最新の状態になっているか、Outlookと競合していないかを確認する | ウィルス対策ソフトは最新の状態であることを確認。ウィルス対策ソフトを無効にしてみるが、症状は変わらず。 |
| 9.Outlookでユーザープロファイルを作成する | 新しいプロファイルを追加してみるがまだフリーズします。症状は改善されません。この後に不具合が生じないように新規プロファイルは消去して元の状態に戻しておきました。 |
全て効果なし…Officeアップグレードか?
以上、上記9つほどの解決策を実施してみましたが、全てに対して改善されることはありませんでした。ここまでやって何の成果もなかったことは久しぶりです。もう覚悟を決めてアップグレードしようかと考え始めたときに、たまたまネットの検索画面のある欄が目に留まりました。
不具合の原因は1月14日に配信されたWindows updateの『KB5074109』が影響しているとのこと。アンインストールすれば正常に戻るようです。
知恵袋に上記のような文章が掲載されています。直感的に「おぉ、これだ!」と勝手に判断。すぐさま”設定”から”Windowds Update ”に入り、”更新の履歴”下方の”更新プログラムをアンインストールをする”をクリックします。『4件の更新プログラムが見つかりました』と表示されましたが、いました!👀 すかさずアンインストールをクリックします。さあ、これで解決されたでしょうか?Outlookを立ち上げてみます。見事に解決㊗️🎉
問題が発生してから6日間いろいろ検討・対処してきましたが、ずいぶんと遠回りをしたような気がします。結局、更新プログラムに問題があったなんて考えもしませんでした。早いうちに公開しようと思ってこの記事を書き始めたものの、仕事が忙しくなり中断していました。少し時間ができましたので再開した次第ですが、だいぶ時間が経過してしまいましたので、ほとんどの方がこの問題は解決済みではないかと推測されます。まあ、自分でもこんなこともあるのかと記録しておくことにします。単純に思ったのですが、更新プログラムの不具合ってどういうことなんでしょうね?サポートが終了した段階で、さっさとOfficeのアップグレード・microsoft365への移行を促すためのmicrosoftの策略なんじゃないのかと疑ってしまいます。
《その後に生じた不具合》
その後、Outlookに問題もなく使用を続けていたのですが、2月15日にいきなりOutlookとExcel(Word)に『ライセンス認証されていません』(〇日以内に~)の警告が表示されています。???と思たのですが、その時は認証すれば済むことと考えていましたが、いざプロダクトキーを入力しても画面が進みません。サポートが終了していてもライセンス認証はできると思っていましたが…(ネットで検索しても認証できると書かれています)。ここでまたいろいろと調べてみたところ、解決策6のOffice修復で実行したオンライン修復*は、Officeをアンインストールしてから再インストールが行われるようです(クイック修復よりも強力という意味はこういうことだったのか!)。ということは、サポートが終了しているOffice2019は改めてライセンス認証はできないということか?でも、オンライン修復した日から計算しても、日数が合いませんけどね?よくわかりませんが、せっかくOutlookが回復したというのに…。あと数日で使えなくなりそうなので、それまでに暫定的に無料のmicrosoft 365を利用するか、アップグレードするしかなさそうです(せわしい)。
Officeの検討
そこで、まずmicrosoft 365について調べてみました。個人向け・家庭向け・一般法人向け・大企業向け・教育機関向けなど様々なプランがあり、さらにそれぞれが細分化されています。しかも、(完全)無料プランというものがあるようなのですが、1カ月間無料などと無料の意味が混在しているため、詳細を調べる必要がありそうです。さらに、数年前には名称がOffice365からmicrosoft365に変更されており、それに伴ってプラン名も変わっています。調べまくったサイトの公開年によって金額も異なり、端数がバラバラで正直もう何が何だかよくわかりません。とにかく見にくいし、わかりづらいというのが正直な感想です。それでも検討するにあたり、調べていくしかありません。
個人的に家庭向けは必要ないし、大企業や教育機関とは無関係ですので、個人向けか一般法人向けあたりになるのでしょうか。

個人的使用条件(お金がかからないほど良いが、使い勝手が悪いのは避けたい)
- EXcel、Word、Outlookの3つは必須
- 自分だけしか使用しないので1ユーザーで良い
- 可能であれば2台か3台のデバイスで同時使用できるのが好ましい
- OneDriveは情報漏洩や自動同期の影響が煩わしい等の理由で使用は極力控えたい(クラウドストレージ容量は少なかろうが関係ない)
- Taemsを使用する予定はない
- 基本的にオフラインで使用したい。また、アプリに機能制約があると支障が発生する可能性がありそう
さて、先にも少し触れましたが、Microsoft 365には無料版と無料試用版というものがあります。このふたつは大変紛らわしいのですが、異なるものであるということを認識しておいた方がよさそうです。前者の無料版(無償版)は完全に無料であるのに対し、後者の無料試用版というのは「1カ月間だけ無料で試す」ことを前提としており、使用期間が終了すると課金が発生するようになっています。継続使用するつもりがない場合は使用期間中であれば解約できるそうですが、全プランに用意されているものではないようです。完全無料版、ちょっと気になります。
有料プランでは1ユーザーあたり最大5台のデバイスで同時にサインインして利用できるようです。以下は、個人的に比較したいプラン(Taemsなし)を選んで一覧にしてみました。
| プラン *無料試用版あり | 月払い額 年払い額 | 年払い額の お得度 | Office | クラウド ストレージ |
| Microsoft 365 | 無料 | - | 機能制限あり 広告付き | 5GB |
| Microsoft 365 Basic | 260円 2,440円 | 680円 (2.5カ月分相当) | Web版 モバイル版 | 100GB |
| Microsoft 365 Personal* | 2,130円 21,300円 | 月額年額 同額 | Web版 モバイル版 デスクトップ版 | 1TB |
| Microsoft 365 Business Basic* | 791円 7,908円 (Teamsなし) | 1,584円 (2カ月分相当) | Web版 モバイル版 | 1TB |
| Microsoft 365 Business Standard* | 1,670円 16,704円 (Teamsなし) | 3,336円 (2カ月分相当) | Web版 モバイル版 デスクトップ版 | 1TB |
| Microsoft 365 Apps for business* | 1,483円 14,832円 (Teamsなし) | 2,964円 (2カ月分相当) | デスクトップ版 | 1TB |
完全無料のMicrosoft 365のアプリは何時間か毎に動画広告が表示され、バナー形式での広告が常時表示されるようです(YouTubeみたいな感じなんでしょうね)。多分、集中力を削がれることになり、耐えられないと思います。また、機能制限によりアプリの基本的な機能だけの使用というのも問題になりそうです。しかも、通常のデスクトップ版とは異なり、PC内のファイル作成や保存ができずにOneDriveのみに保存可能というのも意に反しています。やはり、無料で使用しようなんて虫が良すぎるのでしょうか、却下ですね。
こうなるとデスクトップ版であることが結構重要になってきます。金額的にもMicrosoft 365 Business Basicあたりが適当かと思いましたが、これはWeb版のみでした(だめだこりゃ😩)。 必然的に絞られてきそうですね。
では、買い切り版Officeはどうでしょうか? Office2021以降の製品では延長サポートが廃止されていますので、以前ほどの恩恵を受ける事はないものの、それでも3年以上使い続ければコスト的には買い切り版の方が安くなりそうです。Office2024のサポート期間(5年)は2029年10月9日までなので、この時点では、まだ3年と7カ月(43カ月)あります。現在、Office Home & Business 2024の価格が20,000~36,000円くらいなので(価格.com調べ)、単純に月割りすると465~766円/月(年換算で5,600~9,200円/年)程度という結果。1ユーザー2PCにインストール可能製品でサブスク型Microsoft 365 Business Standardに比べて6割弱くらい、1PCインストール可能製品につては3割ちょっとの価格に収まります。常に最新機能が必要であるわけでもありませんので、最終的な購入判断は導入コストが基準になり、2月にやっとOffice Home & Business 2024(1PCインストール)にアップグレードとなりました。
今後、Officeはサブスク型に移行していき、買い切り版はいずれ消滅してしまうのではないかと思っていましたが、調べてみたらこちらも相変わらず根強い需要があるようです。用途に応じていろいろな選択肢がありますので、もうしばらくは現状維持が続くような感じみたいです。Officeの新規導入・更新をお考えの方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
