2-3.ネックライトのネックホルダー補修(’25.3.11)
《Panasonic BF-AF11P-W》


上左写真はPanasonicのBF-AF11P-W(ネックライト)の台紙裏の説明です。上右写真は各部のなまえと使いかたのアップです。もう十年以上前に購入した物だったと思います。その頃までは懐中電灯が主流でしたので(だったかな?)、当時飼っていた大型犬の夜の散歩では、どうしても片手がふさがってしまい煩わしい思いをしました。この商品を購入してからは雨降りの夜の散歩も苦にはならなかったことを思い出します。
今では飼っていた犬も他界し、出番はかなり減ったものの、今でもそこそこの使用頻度です。数年前にネックホルダージョイント部の劣化が確認され、そのうち切れるだろうと気にしながらも使い続けていましたが、ついに切れてしまいました。その時はジョイント部の穴が切れただけでしたので、一部を重ね合わせてブチルゴムテープを巻き付けるだけという応急処置を施しました。これだけで結構使い続けることができましたが、使っているうちに接合部にずれが発生、テープだけでつながっている状態になり、切れてしまうという事態になりました。前回の応急処置のときは、軽度な劣化部には補強のつもりでブチルゴムテープを巻き付けた記憶があります(下左写真)。ブチルゴムの一部を剥がしてみると、使用に耐えられそうにないほど劣化が進んでいる部分を確認(下右写真)。


少し前にネットで同症状(劣化)の問題が上がっていないか調べてみたことがありますが、いくつか見かけています。ライト部には問題がないのでネックホルダーのみを取り替えたいところですが、残念ながら供給がないようです。同じように考えている方も少なからずいらっしゃるようです。
当初は綿ロープや細引きロープなどでつなぐことを考えたことがありますが、前述した通り、使用しているうちに接合部がズレてくるので接合部を固定する必要があります。ネックホルダーとロープを縛るか? 結びこぶができるよね。では、接着剤を使用するか?ロープに接着剤が浸み込んで強度的にどうよ。ついでに少し弾力性も欲しいなどと考えると、ロープ類の代用は今一つのような気がします。却下ですかね。良いアイデアが出るまでしばらく放置することになりました。
数か月後、「ゴムチューブのようなものでつないだらどうだろう」と思いつき、早速近くのホームセンターへ価格調査にでかけます。品質にはそれほどこだわりません。大体外径が6mm程度のものを探していると、切り売りでメーター3百円ちょっとのものを見つけました。補修に使うのは30cm程度でしょうけど。必要な分だけの販売をしてくれるはずですが、そんなことを考えているうちに、以前、熱帯魚を飼っていたときに使っていた水中ポンプ用の『ビニールチューブ』が残っていることを思い出しました。それが代用できれば新たに購入する必要もないかもしれません。家に戻り探してみます。
ありました!😆 しかもビニール製ではなくシリコン製でした(better!)。30年物ですが😓暗所保管だったので弾力もあまり損なわれていません(more better!!)。使えそうです(下写真)。今回は(も)出費なしで済みそうです。

長期保管されていた30年物のシリコンチューブです。ビニール製だとばかり思っていました。弾力性もほぼ問題なし!
さて、補修作業に取り掛かります。まず、前回の応急処置時に巻いたブチルテープを一部剥がして、劣化している部分を取り除きます(下左写真)。両側10cmずつくらいが劣化していますのでハサミで切断します(下右写真)。



切断した劣化部の長さは合計で20cmくらいですが、少し余裕を持たせ方がよさそうです。シリコンチューブを約25cmくらいで切ります。

ネックホルダー断面径は、ジョイント部からライト部に向かって徐々に太くなっています。切断した位置の断面はシリコンチューブの穴より大きいようです。どう考えても、これでは入りませんね。

ならば、入るように調整するしかありませんね。ネックホルダー側をそれぞれ削って調整します。

シリコンチューブ側も縦に切れ目を入れておいて穴を少し拡張しておきましょう。

接着剤をシリコンチューブ内に流し込みます。今回使用した接着剤は、”ウルトラ多用途SU” 。完全硬化後も弾力性があるので、悩むことなくこれを選択しました。

シリコンチューブにシェイプアップしたネックホルダーの先端を挿入します。接着剤が流し込まれていますので、スルッと入っていきます。残りのもう一方も同様に挿入します。

ねじれがあったら今のうちに直しておきましょう。あとは接着剤が硬化するまで放置です。1時間で実用強度に、24時間で完全硬化します。

お決まりですが、忘れないように接着日時を記録しておきます。

24時間経過しました。このままでもいいのではないかと思われるほどにうまく接着できました❤️
この状態でも使えそうですが、補強のつもりで定番のブチルゴムテープ(下左写真)を巻くことにしました。ブチルゴムテープは引っ張りながら巻くのが基本です(下右写真)。



完成しました。ジョイント部がないので、直接首にかけることになりますが、もうしばらく使い続けることができそです。首にかけてみましたが、違和感はありません。強いて言えばシリコンチューブはあと5cm長くても良かったかな…🤔