やっとストレス解消!ツールボックスの留め具補修

1-3.ツールボックスの留め具補修(’25.1.1)

 下左写真が今回修理対象のツールボックスです。中身はドライバーやモンキー、ペンチ、テスターなど、徐々に買い揃えてきた工具一式が詰まっています。数年前から留め具のバックルが下右写真のように外れてしまい、ツールボックスを開けるたびにイラっとしていました。

 下左写真が本来あるべき状態で、下右写真がバックルのはずれた状態です。仕事で毎日使用するわけではなく、趣味で使用する程度ですので頻繁に開け閉めしていたわけではありませんが、もう25年くらい使い続けているためか、バックルの軸棒が収まっていた溝がすり減って大きくなってしまったようです。バックルが外れる以外に不具合はありませんので、買い替えるほどではないという認識です。

 今回は、先日思いついた修理方法を試してみます。要はバックルが外れないようにすればよいのですが、開閉時に動く必要があるため、完全にガッチリ固定するわけにはいきません。バックルが落ちないようにプラ板のようなものを貼りつけるだけの予定です(下写真)。

 予定では、写真の赤い部分にプラ板のようなものを貼り付けるだけです。黄色は接着剤が塗られる位置です。パーツの軸棒は固定されないのでバックルの開閉動作に支障はないはずです。

 先ずは寸法取りです。

 作成するプラ板のパーツの長さは14~15mm(上左写真)、幅は約4mm(上右写真)程度でしょうか。このサイズを2枚分ということになります。接着剤を塗布する面積は1箇所分が4×4mm程度になりますが、この程度の面積でしたら接着の効果は期待できるでしょう。ごく簡単なものなので、ビニールテープを使って試してみます。

 こんな感じになる予定です。バックル開閉時の動作に問題はなく、外れません。うまくいきそうな予感😍

 さて、うまくいきそうなことが分かったら早速パーツの作成です。別の目的で使用していたプラ板があり、厚みが0.2、0.3、0.4、0.5mmと選びたい放題です。厚めの方が適しているのかなんて考えていたら、別に新品を使う必要もないことに気づき、そそくさとプラごみをあさり始めた次第です。
 年明け早々なので(何やってんだろうね)、プラごみも溜まっており、様々な種類があります。それなりの候補を選定した2種類が以下の写真です。

 パーツ候補として選定した2種類です。左がヨーグルトの空容器、右は菓子か何かの箱に使われていたプラケースのようです。

 ヨーグルトの空容器だと少し厚みがありすぎるかも?プラケースでは薄すぎるかも?と思いながら、大した作業量ではないので、どちらも計測したサイズのパーツを作ってみます。

 上段3枚がヨーグルト空容器切り出し過程の写真になります。下段左が切り出し完了の写真です。少しいびつな形をしていますが、見えない部分に使用されるものですので気にしません。同時にプラケースで作成したものが下段右写真になります。こちらはただ寸法に合わせてカットするだけです。どちらかが使用しないことになり、無駄になってしまいますが、これでパーツの作成は終了です。あとは接着剤で固定するだけになります。
 さて、どちらのパーツを採用するかですが、ツールボックスのふたを閉め、バックルを閉じたときに厚みがあるとバックルが少し浮くのではないかというイメージが浮かびました。どちらを採用しても問題はないと思うものの、最終的にプラケースで作成した厚み薄めの方を選びました。

 パーツを接着します。使用する接着剤ですが、こちらもいくつか候補がありました。

 どちらもコニシ株式会社さんの接着剤です。単なる接着なので、エポキシ樹脂系を使用することもないでしょう。ウルトラ多用途SU(レギュラータイプ)を使うことにします。

 接着剤(ウルトラ多用途SU)を溝の両端に塗布して、作成したパーツを貼り付けます。片面に塗り、すぐに貼り合わせます。

 もう片方も同様にパーツを貼り付けます。

 ウルトラ多用途SUは、貼り合わせ後約2~3分で動きづらくなり、実用強度は1時間後、約24時間で完全硬化と説明にあります。日付と接着開始時刻、実用強度の1時間後の時刻をメモしておきます。

 接着後、2~3時間経過したところで様子を確認してみましたが、問題なく接着されているようです。このまま完全硬化する24時間が経過するまで放置します。

 最後に、ちょっと気になっていましたが、『使用しなかったやや厚みのあるパーツ』を採用していた場合はどうだったのかをかを確認できればと思います。

 接着後、24時間経過してからバックル部を横から撮影した写真が上左写真になります。軸棒(赤)の両端に接着剤(黄)を塗布した本体側(左写真では接着剤を塗った上側)はツールボックスにすき間なく密着しています。やはり厚み薄めを選んで正解でした。本来なら、この確認は事前にできたはずですが、何でやらなかったんだろ?。まぁ、結果オーライなんでよしとしましょう。これでしばらくはツールボックス開閉時のストレスが無くなることでしょう。
 あぁ、そういえば、わざわざ細かいパーツを作り出さなくてもバックルをセットした状態で、上右写真の赤い場所にちょこっと接着剤を盛ればそれで済んだのではないかと作業終了後に思いつきました。ここまで時間をかける必要が無かったかもしれませんが、今回貼り付けたパーツは、いずれ剥がれ落ちることでしょう。そうなったら次回は接着剤を盛る方法で試してみたいと思います。

タイトルとURLをコピーしました